Claudeから使う(MCP接続)

国土DBのMCPサーバーをClaudeに登録すると、会話の中で自治体名や住所を伝えるだけで、用途地域・地価・都市計画の記録を呼び出せます。住所を渡した場合は、その住所が属する自治体を特定したうえで、自治体単位・調査地点単位のデータを返します。ブラウザ版とデスクトップアプリなら、コネクタを追加してサインインするだけです。APIキーを自分で発行したり入力したりする必要はありません。

どれで使いますか

使う場所やることAPIキーの入力
Claude(ブラウザ・デスクトップアプリ)コネクタを追加してサインイン不要
Claude Code(ターミナル)1行のコマンドで登録必要
Claude Desktopの設定ファイルclaude_desktop_config.json に追記必要

はじめての方は、いちばん上のコネクタをおすすめします。

Claude(ブラウザ・デスクトップアプリ)

このページは2026年8月27日まで「ブラウザ版のカスタムコネクタは使えません」と案内していました。同日にMCPサーバーをOAuthに対応させたので、いまはコネクタから接続できます。

必要なもの

APIキーを自分で発行・入力する必要はありません。サインインしたGoogleアカウントで、国土DBのアカウントとAPIキーが裏側で作られます(/developersで確認・失効できます)。すでにキーをお持ちの方は、同じメールアドレスでサインインすれば同じアカウントにつながります。

  1. カスタムコネクタを追加する

    チャット入力欄の「+」から、コネクタコネクタを追加カスタムコネクタを追加の順に進みます。設定画面のSettingsからコネクタを開いても同じところに着きます。

    Claudeのチャット入力欄の「+」メニューから、コネクタ、コネクタを追加、カスタムコネクタを追加と進む画面
    「+」から、コネクタ、「コネクタを追加」、「カスタムコネクタを追加」の順に進む
  2. 名前とURLを入れる

    名前は自由に決められます(例: 国土DB)。URLは次の1つだけです。

    https://kokudodb.jp/mcp

    入力すると、Claudeがサーバーに接続して認証方式を自動で調べます。「サーバーが見つかりました」と出たら「続ける」を押してください。

    カスタムコネクタを追加のダイアログ。名前に国土DB、URLに https://kokudodb.jp/mcp を入れ、サーバーへの接続・認証サーバーの検索・OAuth設定の確認がすべて完了と表示されている
    サーバーの検出。3つのチェックがすべて緑になれば次に進めます
  3. 検出された設定のまま「追加」を押す

    認証は「常に必須」、OAuthクライアントは「クライアントIDなし ー 自動的に登録する」が検出済みとして選ばれています。どちらもそのままで大丈夫です。OAuth Client ID・シークレット・追加のリクエストヘッダーは、いずれも空欄のままで動きます。

    認証は常に必須、OAuthクライアントはクライアントIDなしで自動的に登録するが、いずれも検出済みとして選択されている設定画面
    「検出済み」と付いている選択肢を触らずに「追加」
  4. Googleアカウントでサインインする

    コネクタ一覧に国土DBが並ぶので「連携」を押すと、国土DBのサインイン画面に移ります。Googleアカウントを選ぶと接続が完了します。

    Googleでログインの画面。国土DBへのサインインでアカウントを選択する。メールアドレスの部分は伏せてある
    アカウント名の部分はこの画像では伏せています。実際にはご自身のアカウントが並びます
  5. つながったか確認する

    コネクタの一覧に国土DBが出て、スイッチがオンになっていれば完了です。あとは新しい会話で聞くだけで、Claudeが必要なツールを選んで呼び出します。

    コネクタの一覧に国土DBが追加され、スイッチがオンになっている画面
    スイッチがオンなら使えます。会話ごとにオフにもできます

    初回はツールの使用許可を求められます。毎回確認したい場合は、都度許可を選べます。会話の内容(住所や自治体名を含みます)が国土DBに送られるので、自動で呼び出してよい会話でだけ「常に許可」を選んでください。

聞いてみる

ツール名を覚える必要はありません。日本語でそのまま聞けば、Claudeが必要なツールを選びます。

「渋谷区と世田谷区の地価、この10年でどう動いた?」

「東京都渋谷区ってどんな場所?」

「千代田区の用途地域の内訳を教えて。建蔽率と容積率も」

「碧南市で最近決まった都市計画を、告示番号と出典つきで教えて」

「東京都千代田区にどんな学校や医療機関があるか、出典つきで教えて」

渋谷区と世田谷区の地価の10年変化を、用途別の表と2016年を100とした指数の折れ線グラフで返している画面
「渋谷区と世田谷区の地価、この10年でどう動いた?」と聞いた例。地価公示の地点データを用途別に集計して返します
渋谷区のプロファイルを、用途地域の構成・地価・施設・人口の順に返し、最後に出典とデータの年度を並べている画面
「東京都渋谷区ってどんな場所?」と聞いた例。末尾に出典とデータの年度が付きます。人口のように精度に限界がある項目は、その旨も一緒に返します

使えるツール

ツール名説明
get_land_profile住所/自治体コード/place_idから国土プロファイル(用途地域・地価・人口推計等)を1コールで取得する。
get_muni_profile自治体プロファイル(用途地域・地価・将来人口・施設数・標高・行政区域)を取得する。
get_land_price_trends自治体の地価公示(L01)/地価調査(L02)時系列と現年地点明細を取得する。
get_zoning_summary自治体の都市計画決定情報(A55)サブタイプ別サマリを取得する。
resolve_licenseレイヤーのライセンス許諾状態をfail-closeで解決する(台帳公開面)。
list_layers既知の全レイヤー(未投入含む)のingest状態・servable状態カタログを取得する。
get_planning_history自治体の都市計画決定・変更イベント(決定日・告示番号・種別・区域名 + 一次出典)の時系列を取得する。データが無い場合も不存在/対象外/未発見(未到達)の理由を返す(全国網羅ではない、自社収集の一次資料ベース)。
get_disaster_context自治体の災害リスク要約・過去の災害履歴・防災計画の要点・避難所/インフラ文脈を1コールで取得する。データが無いブロックはcoverage=noneで正直に返す(全国網羅ではない、自社収集・公的データの集約ベース)。

引数や戻り値の詳細はAPIドキュメントのMCPの節にあります。Claudeに「使えるツールを一覧して」と聞いても返します。

APIキーで接続する(Claude Code・設定ファイル)

ターミナルのClaude Codeや、設定ファイルで管理したい場合は、APIキーをヘッダで渡す方法も使えます。キーは/developersで無料発行できます(キーごと60 req/min、1日あたり通常1000リクエスト)。

項目
サーバーURLhttps://kokudodb.jp/mcp
トランスポートHTTP(MCP streamable HTTP)
認証ヘッダ Authorization: Bearer <API key>
サーバー名(任意)kokudodb

Claude Code(ターミナル)

  1. APIキーを発行する

    /developers でGoogleアカウントにサインインし、「新しいキーを発行」を押します。キーはこの画面でしか表示されません。

  2. 1行で登録する

    YOUR_API_KEY を発行したキーに置き換えて実行します。

    claude mcp add --transport http kokudodb https://kokudodb.jp/mcp \
      --header "Authorization: Bearer YOUR_API_KEY"
  3. つながったか確認する

    claude mcp listkokudodb が接続済みとして並べば完了です。

    claude mcp list

Claude Desktopの設定ファイル

コネクタを使わず設定ファイルで管理したい場合は、claude_desktop_config.jsonmcpServers に追記します。バージョンを問わず動く mcp-remote を挟む書き方から試すのが確実です(npx が必要です)。

{
  "mcpServers": {
    "kokudodb": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y", "mcp-remote", "https://kokudodb.jp/mcp",
        "--header", "Authorization: Bearer YOUR_API_KEY"
      ]
    }
  }
}

リモートHTTPのMCPサーバーに直接対応しているバージョンでは、次の書き方も使えます。設定ファイルは起動時に読み込まれるので、保存したら一度終了して開き直してください。

{
  "mcpServers": {
    "kokudodb": {
      "type": "http",
      "url": "https://kokudodb.jp/mcp",
      "headers": {
        "Authorization": "Bearer YOUR_API_KEY"
      }
    }
  }
}

うまくいかないとき

「カスタムコネクタを追加」が見当たらない

Claudeの無料プランではカスタムコネクタを追加できません。カスタムコネクタを使えない場合でも、Claude Codeを使える環境なら上のAPIキーで接続する方法でつながります。

URLを入れても「サーバーが見つかりません」と出る

URLは https://kokudodb.jp/mcp です。末尾のスラッシュや /v1 を足すと届きません。ブラウザで開いても表示されませんが、それで正常です(MCPはPOSTで話すため)。

サインインしたのにツールが呼ばれない

質問が抽象的だと、Claudeがツールを使わずに答えようとすることがあります。自治体名や住所、コード(例 13101)を質問に入れると呼ばれやすくなります。「国土DBで調べて」と明示するのも有効です。

「Failed to connect」と出る(APIキー方式)

ほとんどはキーの渡し方です。--header の値は Authorization: Bearer まで含めた1つの文字列である必要があります(Bearer と鍵の間は半角スペース1つ)。まず素のcurlで 401 が返らないか確かめてください。

curl -s -o /dev/null -w "%{http_code}\n" \
  -X POST "https://kokudodb.jp/mcp" \
  -H "Authorization: Bearer YOUR_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"jsonrpc":"2.0","id":1,"method":"tools/list"}'

200 が返れば鍵は有効です。401 なら鍵が違うか失効しています。

429 が返る

レート制限(キーごと60 req/min、1日あたり通常1000リクエスト)を超えています。Retry-Afterヘッダの秒数だけ待ってから試してください。系統の違うシステムごとにキーを分けることはできますが、上限を回避する目的での分割は想定していません(有効なキーは1ユーザー5件まで持てます)。

Claude Desktopが起動しなくなった

設定ファイルのJSONが壊れている可能性が高いです(カンマの過不足が定番)。追記した部分を戻して起動を確認してから、もう一度貼り直してください。

接続をやめたい

コネクタの一覧から国土DBを削除してください。APIキーも無効にしたい場合は/developersで個別に失効できます。

ほかのDBと一緒に使う

国土DBと同じCabociaが運営している公開データのデータベースです。同じ会話に複数つなぐと、横断して聞けます。

DB扱うもの接続先
EDINET DB上場企業の有価証券報告書・決算https://edinetdb.jp/mcp
不動産DB取引価格・J-REIT・賃料推定https://fudosandb.jp/mcp
政策DB補助金・行政事業レビュー・例規https://seisakudb.jp/mcp

接続手順は各サイトのドキュメントにあります。たとえば国土DBとEDINET DBを両方つなぐと、上場企業の拠点がある自治体の用途地域や地価を、同じ会話の中で並べて確認できます。並べて示すところまでで、投資や売買の判断を助言するものではありません。